琉球セメント、減収増益 純益33%増、13億900万円<企業決算>


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 琉球セメント(浦添市、喜久里忍社長)は1日、2021年3月期決算を発表した。売上高は前期比8.7%減の125億3900万円、経常利益は前期とほぼ横ばい(100万円増)の16億6500万円、純利益は同33.2%増の13億900万円と減収増益だった。

 売上高は、需要の一服感に伴う民間工事の減少を廃棄物処理などリサイクル事業で補ったものの、会計基準の変更が影響して減収となった。

 一方、旅費や交通費を削減し、リサイクル原料の使用を推進したことで経費を抑え、収益は前期を上回った。前期まで特別損失に計上していた出荷設備更新に伴うコストなどが減少し、純利益はプラスとなった。

 グループ10社を加えた連結決算は売上高が前期比6.5%減の148億5千万円、経常利益は同0.2%減の20億6500万円、純利益は同25,0%増の15億6千万円だった。