与那原町が水道料金317万円二重徴収 町職員の操作ミス、返還へ


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水道料金の誤徴収で謝罪する照屋勉町長(中央)、城間秀盛副町長(左)、石川毅上下水道課長(右)=2日、与那原町役場

 沖縄県与那原町は2日、4月分の上下水道使用料について、システムの操作ミスで一部の銀行口座から二重に引き落とし、総額317万3055円を誤って徴収したと発表した。

 町上下水道事業管理者の照屋勉町長は「みなさまには多大なるご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げる。二度とこのようなミスが起こらないように全庁的にも取り組んでまいる」と述べた。

 5月21日、口座引き落としを利用している金融機関のうち1カ所で、残高不足などで引き落とせなかった26件について再度引き落としを依頼するところ、町の担当職員が誤って428件に依頼し、うち381件で二重に引き落とされた。住民から問い合わせを受けてミスが分かった。

 町は二重引き落としのあった個人や法人に対して、封書で通知する。また、誤って徴収した額を1週間以内に指定口座へ還付するとしている。振込手数料は町が負担する。