米海兵隊ヘリが不時着 民家まで50メートル うるま・津堅島 


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畑に着陸した米海兵隊ヘリ=2日、うるま市の津堅島

 沖縄県警うるま署によると、2日午後10時57分ごろ、うるま市津堅島の中央付近の畑に米軍ヘリ1機が着陸したと通報があった。けが人などは確認されていないという。普天間飛行場のUH1ヘリとみられ、何らかのトラブルで畑に降りたとみられる。

 住民によると、現場は民家から約50メートル離れた場所。米兵ら数人がヘリ近くに集まっているのが分かる。

 うるま署によると、乗員は普天間基地所属の5人。エンジン故障のためと説明があったという。

 在沖米海兵隊は2日から、離島などを占拠して攻撃や補給の臨時拠点にする「遠征前方基地作戦(EABO)」の訓練をうるま市の浮原島や渡名喜村の入砂島などで始めていた。

 沖縄本島の東約5キロにある津堅島では、米軍が周辺水域でパラシュート降下訓練を今年だけで過去最多ペースの7回実施している。沖縄県やうるま市議会などは、降下訓練をしないよう求めている。

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