新電力の沖縄ガスニューパワー(那覇市)は7月1日から「美ら島CO2ゼロプラン」と題して、7月中旬にうるま市で稼働予定の「中城バイオマス発電所」の電気使用を証明するプランの申し込み受け付けを始める。供給開始は9月を予定する。
新プランは特別高圧(2千キロワット以上)や高圧(50~2千キロワット)で、主に事業者向け。契約すると「トラッキング付非化石証書」が発行され、中城バイオマス発電所由来の電気を100%使用していることの証明になる。個人向けの低圧(50キロワット未満)のプランも、今後設定する予定。
同発電所ではヤシがらなどを燃料にすることで、再生可能エネルギー(再エネ)として発電する。
県は2030年までに、全電源に占める再エネ比率を19年の7.5%から18%に引き上げる目標を掲げている。沖縄ガスニューパワーの大城邦夫社長は「県の目標実現に貢献していく。環境負荷軽減につながることを県内各企業に提案していきたい」と語った。
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