国際通りを安心・安全に楽しんで LINEで感染対策やキャンペーンを配信


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「沖縄観光NAVI」による情報配信サービス開始を発表する那覇市国際通り商店街振興組合連合会の真喜屋稔理事長(左から2人目)と琉球エランの櫻井英治社長(中央)ら=5月31日、那覇市

 那覇市国際通り商店街振興組合連合会(真喜屋稔理事長)は、LINE(ライン)を使って国際通りの店舗や施設が取り組む感染対策やキャンペーンなどを発信する、情報配信サービスを1日から始めた。医療、介護の支援事業を手掛ける琉球エラン(那覇市、櫻井英治社長)のラインサービス「沖縄観光NAVI」を活用する。

 沖縄観光NAVIでは、県のコロナ情報、民間PCR検査場所の情報といった医療情報や、観光情報など六つのメニューを常時掲載している。国際通り8カ所に、利用者の位置情報を読み取って情報を発信するラインビーコンを設置し、登録者が付近を通ると、イベント開催情報やオンライン土産店の情報などが発信される。

「沖縄観光NAVI」のイメージ(琉球エラン提供)

 櫻井社長は「3密を回避するための予防情報を提供する。緊急事態宣言の期間が終わるころには、国際通りの3密状況を可視化できる機能を追加したい」と話した。今後、那覇空港など観光客の多く訪れる場所にビーコンを設置していく予定という。

 真喜屋理事長は「新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業界の再生を促進しつつ、安全、安心に沖縄観光を楽しんでもらうツールとして活用してほしい」と話した。

 沖縄観光NAVIは以下のQRコードから登録できる。