沖縄で診療制限相次ぐ 手術や入院も 本島中部、南部、八重山で


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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内の病院で一般の外来受診や手術、入院の受け入れなどを制限する動きが相次いでいる。

 南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターは1日、ホームページで「病院緊急事態」を宣言し、20日までの間、一日に受け入れる外来受診者数と入院患者数を制限すると発表した。病状が安定し、薬のみの処方に合わせられる人には電話診療を呼び掛け、入院は緊急性の高い患者を優先する。

 うるま市の県立中部病院も、2日から外来診療と入院の受け入れ制限を開始した。同院でしかできない処置や、治療が必要で緊急性の高い患者については相談の上検討する。期間は11日まで。

 連日2桁の感染者が出ている石垣市の県立八重山病院は、1日から午後の一般外来は休診している。県によると、整形外科病棟を閉鎖しており、コロナ対応に回す人員を確保している。