62人立候補予定 那覇市議選告示まで1カ月 城間市政評価 争点に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 7月11日投開票の那覇市議会議員選挙の告示まで4日で1カ月となった。定数40の議席に対し、琉球新報の取材では3日現在、62人が立候補を予定している。出馬を検討中の者も数人いる。新型コロナウイルス対策や待機児童解消、市街地再開発など城間市政への評価が争点となる。

 玉城デニー知事や城間幹子市長を支える「オール沖縄」勢力と、それに対抗する自公勢力にとって、秋までに実施される衆院選や来年の知事選、那覇市長選の前哨戦となる。

 立候補予定者62人のうち、与党的立場を取るのは共産、立憲民主、社民、社大、新しい風・にぬふぁぶしの5政党・団体の公認・推薦候補や無所属の19人。仮に全員当選しても与党単独では過半数に達しない。野党的立場は自民、公明両党の公認候補など21人が名乗りを上げている。中立の立候補予定者は22人いる。

 現在の市議会(欠員2)は与党が15人で過半数を割っている。自公は議長を含めると13人で、中立の会派は10人。採決で公明は自民と異なる判断をすることもあり、公明や中立会派の動向が鍵を握っている。今回の市議選を経て、与野党のどちらが勢力を増すのか注目される。