65歳以下の付き添い家族も接種検討 豊見城市、ワクチン加速へ


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豊見城市役所(資料写真)

 【豊見城】新型コロナウイルスのワクチン接種で、豊見城市は65歳以上の高齢者の接種に付き添いで来た65歳以下の家族にも同時接種することを検討している。山川仁市長が3日、接種に関する謝花喜一郎副知事への要請の場で明らかにした。医療従事者の確保や周知体制などが整い次第、付き添い家族への接種を開始する。

 山川市長は「高齢者の接種にサポートで来る65歳以下の家族は、その時点で接種は受けられないが、いずれにせよ後から受けることになるので二度手間だ」と話した。

 市では5月末時点の接種率は6.89%。接種を加速させようと、現在の豊見城市保健センターのほかに、市立中央公民館にも接種会場を設ける予定。そのため医療従事者の確保を県へ求めた。

 謝花副知事は「ワクチンはコロナに対する最後のとりでだ。できる限りのことをしたい」と話した。