米軍ヘリ不時着、米兵らが機体一部分解も 発生から1日半


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不時着した機体の整備作業などをする米兵ら=4日、うるま市勝連の津堅島

 米軍普天間飛行場所属のUH-1ヘリが不時着した沖縄県うるま市勝連の津堅島の民間の畑では、発生から1日半が経過した4日昼過ぎも機体が止まったままになっている。現場では、米兵らが機体の分解作業をしている様子などもみられた。

 佐藤卓也内閣官房沖縄危機管理官によると、自力飛行や機体の回収などによる移動について、米軍からは「現在の予定は未定」と回答があった。昨日に続き、部品落下や土壌汚染被害の報告も入っていないという。同日午後1時半ごろ、応援ヘリが物資を置いていく予定という。

 周囲に巡らされている2重の規制線のうち、機体に近い内周規制線への立ち入りを日本政府が求めていないことについては、現場の状況が変わらないことに触れ「求める段階ではないと判断している」と語った。