【知事一問一答】コロナ休校・休業要請「対策小出しではない」


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記者の質問に答える玉城デニー知事=3日夜、県庁(代表撮影)

 3日夜の玉城デニー知事の記者会見でのやりとりは次の通り。

Q:休校の要請に慎重な姿勢を示していたが、今回の判断に至ったのは。

 玉城知事 変異株への置き換わりが90%になっているというデータもある。これから先はもう今までの考え方ではなく、10日後にどういう状況が起きるかということを今の段階で判断をして、それを実行しなければならない。

Q:オンラインなどを活用して学びの保障を行うということだが、環境は整っているのか。

 金城弘昌教育長 小中学校はかなり厳しい。オンライン授業ができないところがある。オンライン環境が整っていない児童生徒については、登校させたり、個別に課題を提出したりする形で対応をしたい。

Q:大型商業施設の土日の休業要請の理由は。

 大城玲子保健医療部長 緊急事態宣言後の人の動きを調べると、思ったより抑制効果が少なく、商業エリアの人流を抑制する必要がある。人と人の接触を避けることが一番の効果になると思い対応を取った。

Q:対策を小出しにした結果、結果的には感染の拡大を抑え込めてないという状況があるのではないか。

 玉城知事 私の気持ちの中では小出しにしたということはない。エビデンス(科学的根拠)に応じて対策本部会議を開き、さまざまな意見を拝聴し、専門家会議からの意見を尊重した上で対策を講じてきたというようにとらえている。