通常保育、24市町村で休止 各自治体の対応は


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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、沖縄県による保育施設への登園自粛要請を受け、少なくとも24市町村が休園を決めたり、登園自粛・家庭保育への協力を呼び掛けたりすることなどを4日までに決めた。期間はばらつきがあり、多いのは8日から20日まで。感染が拡大していない離島などの15町村は通常通り開園する。

 保護者の事情で預かりに対応する市町村もあるが、原則として公立幼稚園、こども園など保育施設の休園を決めたのは沖縄市、宮古島市、北中城村、中城村、北谷町、西原町、恩納村など。宜野湾市と金武町などは幼稚園を休園とするが、認定こども園は登園自粛や家庭保育への協力を求める。

 登園自粛、家庭保育の協力を呼び掛けるのは那覇市、浦添市、名護市、豊見城市、南城市、今帰仁村、嘉手納町、読谷村、南風原町、八重瀬町など。うるま市は縮小保育で対応する。

 那覇市は市内の保育園やこども園で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生が相次いでいることを受け、一部の職種に就く家庭の子どものみ預かる「特別保育」を公立こども園で8日から20日まで実施すると決めた。公立以外の保育園などについても同様の対応を要請する。

 通常通りは国頭、東、大宜味、本部、伊江、伊平屋、伊是名、久米島、渡嘉敷、座間味、粟国、渡名喜、南大東、北大東、多良間の15町村。