【うるま】米軍普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリの不時着を受け、うるま市島ぐるみ会議は5日、津堅島が見える同市の公園「平敷屋タキノー」で抗議集会を開いた。国会議員や県議、市民ら約50人が参加し「県民の命や財産は常に危険にさらされている」と訴えた。
抗議決議文では、米軍機の飛行ルートの直下にはうるま市の島しょ地域が広がっており「これまでにも事故が多発している」と指摘。事故につながる軍事訓練の即時停止や日米地位協定の抜本的改定などを求めた。
市島ぐるみ会議の照屋寛之共同代表は「いつ大惨事が起きるか分からない。日本政府は米軍に抗議しきれない。主権国家にはほど遠い」と批判した。