介護施設を災害時の福祉避難所に 宜野湾市がふれあい介護センターと協定


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協定締結の調印式に出席した宜野湾市の松川正則市長(前列左から3人目)と、ふれあい介護センターの謝名堂健代表(同2人目)ら=2日、宜野湾市役所

 【宜野湾】宜野湾市は2日、同市を中心に介護施設を展開するふれあい介護センター(宜野湾市、謝名堂健代表)と、災害発生時における福祉避難所設置に関する協定を締結した。同日、宜野湾市役所で締結式が開かれた。

 大規模災害が発生したとき、高齢者などの要配慮者は一般の避難所での避難生活が難しい。

 適切な支援が必要な人を受け入れる施設として、同センターが運営する市内の介護総合施設「ケアビレッジふれあい我如古」と「ふれあい愛知の丘」を、福祉避難所として指定した。施設はガス発電機などを備え、停電時でも電気やエアコンが使える。

 宜野湾市は既に公的施設10カ所を福祉避難所と定めているが、民間が運営する施設との協定は初めて。

 ふれあい介護センターの謝名堂代表は「地域社会に貢献できることはうれしい。災害時にも安心安全に避難生活を過ごせる」と話した。松川正則市長は「市民が安心安全に過ごせるよう連携したい」と語った。