新聞は「生きた教科書」 地域の情報切り抜いて壁新聞に


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新聞をめくり、気になる記事を選んで切り抜きする生徒たち=5月25日、うるま市の与勝中

 【うるま】うるま市立与勝中学校(盛小根完校長)で5月25日、1年生の「総合的学習の時間」の一環で、新聞の特徴を知り、気になる記事で新聞切り抜きシートを作る授業が一斉に開かれた。今年うるま市について調べた壁新聞を各自で作る計画で、情報収集したり表現したりする力を付けようと、まず新聞の読み方などを学んだ。

 この日は沖縄市立コザ中の松田美奈子主幹教諭(日本新聞協会NIEアドバイザー)が招かれ、職員室からリモートで1年生の各クラスに新聞の特徴などを説明した。大事なことはリード(最初の段落)に書くことなどを紹介し「新聞は『生きた教科書』。最新の数字が載り、世の中と自分をつなぐものだ」と話し、新聞を読むことを勧めた。

 生徒たちはその後、気になる記事を選んで切り抜き、選んだ理由やキーワードを書き込む「切り抜きシート」を作成。スポーツの記事を選ぶ生徒や、市長選挙や全島闘牛大会など市内の話題を切り抜く生徒もいた。今後の授業ではシートを基に、生徒同士が感想を述べ合う計画という。

 授業の最後に生徒を代表して大屋ひまりさん(13)は「『新聞は生きた教科書』という言葉が心に残った。家で新聞を取っているので、時間があるときは読んでみたいと思った」と感想を話した。