「持続可能な那覇港の未来」問う 那覇市議選候補予定者に市民団体がアンケート


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浦添西海岸の未来を考える会のまつだかなこさん(中央)、里道昭美さん(右)、アンケートを監修した亀山統一琉大助教(左)=5月31日、県庁

 【那覇・浦添】浦添西海岸の未来を考える会は5月31日、那覇市議会議員選挙の候補予定者に「持続可能な那覇港の未来」を問う公開アンケートを実施すると発表した。那覇軍港の早期返還に向けた提案や那覇港湾施設の浦添西海岸移設による環境への影響など、候補者の考えを市民と共有し、持続可能な社会実現に向けて議論の喚起につなげたい考え。

 メンバーの一人、まつだかなこさんは、那覇圏の発展に寄与するとされる計画であるにもかかわらず、那覇市議選で軍港移設が話題に上っていないことを懸念する。その上で「海を埋め立ててまで軍港や民港ができることは、持続可能な社会になるのか。気候変動による海面上昇など危機的状況の中で埋め立てすることは、周辺地域に住む人々の生活に脅威を与えるはずだ」と指摘し、市民に関心を持つよう呼び掛けた。

 アンケートは6月1日にGoogleフォームまたは電子メールで発送し、24日まで回答を受け付ける。集計結果を26日にホームページで公表する。質問内容など詳細はhttps://peraichi.com/landing_pages/view/urasoemirai2021を参照。