糸数、宮本 五輪代表 重量挙げ61、73キロ級


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年12月の重量挙げ全日本選手権で、男子67キロ級で優勝した糸数陽一(左)と同73キロ級を制した宮本昌典=新潟県のニュー・グリーンピア津南体育館

 日本ウエイトリフティング協会は12日、東京都内で理事会を開き、東京五輪の男子代表にリオデジャネイロ五輪4位で61キロ級の糸数陽一(30)=豊見城高―日大出、警視庁、73キロ級の宮本昌典(24)=沖縄工高―東京国際大出、同大職=ら4人を選出した。五輪出場は糸数が2回目、宮本は初めて。国際連盟が11日に発表した五輪ランキングで条件を満たしていた。

 県勢で東京五輪出場を決めたのは、空手男子形の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)、自転車男子ロードレースの新城幸也(バーレーン・ビクトリアス)、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の屋比久翔平(ALSOK)、カヌー・スプリントのカナディアンシングル1000メートルの當銘孝仁(新潟・三条市スポーツ協会)を含め、計6人となった。

 糸数は2016年のリオ五輪62キロ級では、スナッチ133キロ、ジャークで日本新記録の169キロを挙げ日本新のトータル302キロで4位入賞した。17年の世界選手権では同階級で銀メダルを獲得した。宮本は昨年12月の全日本選手権73キロ級でスナッチ155キロ、トータル345キロでいずれも日本新記録を樹立した。1964年東京五輪金メダルの三宅義信氏の教えを受け、急成長を遂げている。

 東京五輪の重量挙げは東京国際フォーラムで開かれ、糸数の61キロ級は7月25日、宮本の73キロ級は同28日に行われる。

 そのほか男子は67キロ級の近内三孝(日大職)、96キロ級の山本俊樹(ALSOK)を選んだ。女子はランキングに入った選手がいなかったため、開催国枠で3人を選出することで確認した。今後正式決定される。