恩納村、五輪合宿受け入れ アルゼンチンラグビー代表 「バブル」方式を採用


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
恩納村役場

 【恩納】沖縄県恩納村の長浜善巳村長は9日の村議会6月定例会で、東京オリンピックの開催に伴い村内で予定するアルゼンチンラグビー代表チームの事前キャンプについて、予定通り受け入れる方針を示した。受け入れの目的に国際親善を挙げた。チームと外部の接触を絶つ「バブル」方式を採用するという。吉山盛次郎村議の一般質問に答えた。

 村によると7月12~21日に19人を受け入れる。アルゼンチン側とは仲介者のJTBを通じ、やり取りしている。代表チームは宿泊先と練習場の赤間多目的運動場(ドーム)の往復のみとし、一般見学を禁じる。施設に警備員を複数人配置し関係者以外の接触を防ぐ。

 長浜村長は、春先にサッカーのキャンプも非接触方式で受け入れ感染者は出さなかったとして「今回はさらに厳しく対応する」と強調した。目的について「子どもたちに夢を与えたいと、(先方との)信頼関係でスタートした。アルゼンチンの思いをくんでやらなければいけない」と述べた。

 吉山村議は「バブル方式の徹底は難しいことは露呈している」などと中止を求めた。