ギフトボックス→パーランクーに変身 独自商品、販売に向け準備


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
パーランクーに変わるギフトボックスをアピールする島まーるの島袋昌明代表=3日、浦添市城間

 土産品の開発や卸売りなどを手がける島まーる(浦添市、島袋昌明代表)は、一手間加えるとパーランクーに変身するギフトボックス「パーランクー太鼓BOX」を開発した。販売に向けて準備を進めており、島袋代表は「沖縄中に太鼓の音が鳴り響いてほしい」と話している。

 箱の底を丸く切り抜くとパーランクーに変わる商品で、付属のバチで音を鳴らすことができる。紙の厚さを研究して本物の音に近づけた。

 パーランクーの面の部分に好きなロゴや絵、メッセージを描くこともできる。出産や結婚、トゥシビーなどお祝い行事が多い沖縄で、伝統芸能を取り入れたオリジナルの贈り物をしてほしいとの思いを込めた。

 一般向けには空箱の状態で千円以下での販売を目指している。お菓子の製造業者と連携したお菓子セットとしての販売なども検討している。香典返しにも需要があるといい、葬儀業者からも問い合わせがある。

 島袋代表は「買った人のアイデア次第で世界に一つだけの贈り物になる。締太鼓バージョンもつくりたい。沖縄の伝統芸能を広めたい」と話した。6月までクラウドファンディングサイトのキャンプファイヤーで商品の生産資金を募っている。