那覇市議選、投開票まで1カ月 63人が立候補予定 与野党の勢力比が焦点に


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那覇市役所

 7月11日投開票の那覇市議会議員選挙まで11日で残り1カ月となった。琉球新報の取材では、10日現在、定数40議席に対し、63人が立候補を予定している。出馬検討中も2人いる。「オール沖縄」勢力が支える城間市政への評価やまちづくりなどを争点に選挙戦が展開される。与野党のどちらが勢力を増すのかが焦点となる。

 立候補予定者63人のうち、与党的立場は20人、野党的立場は自公の公認・推薦など22人、中立は21人。無所属・自民推薦の比嘉啓登氏は当初、本紙のアンケートで「中立」と回答したが、その後、「野党的立場だが個別の政策に応じて是々非々で判断する」とした。与党的立場では諸派の石田辰夫氏が新たに立候補を表明した。自民は現職6人、新人4人、元職1人、前職1人を公認し、勢力拡大を狙う。公明は現職4人、新人3人を公認して現7議席を維持したい考え。

 与党の共産は現職7人を公認して現議席を守る。立憲民主は現職1人、新人2人を公認した。社民は現職1人を公認し、無所属の新人1人を推薦した。社大公認は現職2人となる見通し。政治団体「新しい風・にぬふぁぶし」は現職1人、新人1人を公認した。