「メダル取る」「日の丸掲げたい」 重量挙げ五輪内定の糸数、宮本が抱負


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【左から】東京五輪に向けて意気込みを語る男子61キロ級の糸数陽一、初の五輪出場でメダル獲得を目標に掲げる男子73キロ級の宮本昌典(Zoomから)

 日本ウエイトリフティング協会は15日、記者会見を開き、東京五輪代表に内定した男子4人、女子3人を発表した。オンラインで参加した各選手が本番への意気込みを語った。5年前のリオデジャネイロ五輪は4位で、2度目の五輪出場となる男子61キロ級の糸数陽一(豊見城高―日大出、警視庁)は「しっかりメダルを獲得したい」と決意。五輪初出場となる男子73キロ級の宮本昌典(沖縄工高―東京国際大出、同大職)は「メダルに絡んで日の丸を掲げたい」と表彰台を見据えた。

 リオ五輪は62キロ級での出場だった糸数は「2018年から3年間、元の階級より1キロ軽い61キロ級で予選会を戦い、減量などで体のダメージも大きかった。内定してほっとしている」と語った。

 これまで約15年間の競技歴を念頭に「一本一本集中して全試技を成功させたい。全ての思いをぶつけたい」と力強く決意を述べた。

 五輪の1年延期で「最初は不安があった」という宮本は、内定を決め「目標だったオリンピック出場チケットをつかむことできて素直にうれしい」と目尻を下げた。出場階級は世界記録保持者の中国選手がずばぬけている。この点について宮本は「その選手に絡む試合をして、(見ている人が)沸き上がる試合をしたい」と力を込めた。

 そのほか、男子は67キロ級の近内三孝(日大職)、96キロ級の山本俊樹(ALSOK)が内定した。