沖縄、免許の再交付数が全国最多 県警「理由分からない…」16回目の人も 


社会
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 運転免許証を紛失した際などに行う再交付に関して、2020年の免許保有者10万人当たりの件数で沖縄が全国最多の979件だったことが19日までに、県警免許管理課のまとめで分かった。運転免許管理課は「具体的な理由は分からない。沖縄は車社会で、身分証明に使用する頻度も高いので、常に持ち歩いている人が多いことが原因ではないか」と推測した。県内の再交付者の中には、16回目の男性もいたという。

 20年の県内の再交付件数は9376件で、10万人当たり979件。2位大阪は741件、3位東京は737件だった。最少は秋田の368件。全国平均は559件。

 県警運転免許管理課は「沖縄は2位の大阪と238件の差があり、頭一つ飛び抜けている」と指摘した。

 再交付は豊見城市の運転免許センターや安全運転学校各分校などでできるが、再交付手数料が2250円かかる。同課は「経済的にも、コロナの感染対策の観点からも、施設を訪れる機会は少ない方がいい。持っている免許証を大切にしてほしい」と呼び掛けた。