新型コロナウイルス感染拡大による休校措置が沖縄県内の多くの地域で解除され、週明けの21日、学校には約2週間ぶりに子どもたちの笑顔が戻った。
この日の県内は全域的に雨。那覇市の垣花小学校(宮城弘之校長)では傘を差した児童たちが、蒸し暑さに汗を流しつつ、マスク越しでも笑顔だと分かるぐらい元気いっぱいに登校した。久しぶりに会う友だちに駆け寄る姿も見られた。
1年1組の教室では、担任の國吉史江教諭の「長いお休み、どう過ごしていましたか」という問いに、子どもたちが大きな声で「縄跳びの練習」「『大きなかぶ』をすらすら読めるようになったよ」と楽しそうに答えた。授業が始まると眠そうに目をこする児童も数人いた。新里康教頭は「生活リズムを取り戻すのは大変だろう。とにかく、子どもたちの元気な顔が見られてよかった」と笑顔を見せた。
休み時間、4年生の教室では、窓を開けて換気をしながら友達とおしゃべりを楽しむ子どもたちがいた。男子児童(10)は「やっぱり学校がいい。友達と会えて眠気が吹っ飛んだ。とても楽しい」と喜んだ。女子児童(9)も「みんな元気そうでよかった。家で一人で勉強するより、友達や先生と会える学校がいい」と話した。