吉永、中学男子57キロ級V ボクシング・アンダーJr.九州選考会


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中学生男子57キロ級を制した吉永羚将(提供)

 ボクシングの第8回アンダージュニア王座決定戦九州選考会最終日は20日、宮崎県の日章学園高校で各階級の決勝を行い、中学生男子57キロ級の吉永羚将(平良)が九州王者に輝いた。吉永は全日本大会に向けた西日本選考会(7月17~18日、高知県)に九州代表として派遣される。

 圧倒的な強さだった。中学生男子57キロ級の吉永羚将(平良3年)は決勝で自身より長身でリーチの長い相手に、攻撃の機会を与えないよう「一発入ったら止められないよう中に入って行った」。

 懐に入ると、得意の右ストレートとフックを交えた連打で相手をロープ際へと追いやる。2ラウンド目、相手の体勢が崩れた瞬間、アッパーで重い連打を沈めRSC勝ちを収めた。「序盤から良いペースでいけた」と初の西日本出場を決め、意気揚々と語った。

 兄・涼介(KBC未来高3年)の影響で、小学5年から競技を始めた。兄の活躍に負けじと、全国の頂点を見据える。反省は尽きないというが「いつも通りのスタイルで挑みたい」と平常心でチャレンジする。

 【男子】
▽中学生39キロ級決勝
山田心(宮崎) 5―0 中嶋愛士(古蔵)

▽同57キロ級決勝
吉永羚将(平良) RSC2回48秒 西本麗央(熊本)

▽小学生34キロ級決勝
川野琉夏(佐賀) 5―0 新垣輝真(志真志)