ワクチン職場接種、沖縄でも始まる 大学含め6万人超す予定


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新型コロナウイルスワクチンの接種を受けるANA沖縄空港の社員(左)=21日、那覇空港内会議室

 新型コロナウイルスワクチンの職場接種が、21日から県内でも始まった。同日はANA沖縄空港と白石グループが、社員らへの1回目の接種を開始した。国が21日までに受理した県内の大学・職場接種の申請件数は18件で6万5100人となっており、今後、64歳以下のワクチン接種も本格化していく。

 ANA沖縄空港は21日午前、那覇空港内の会議室でワクチン接種を行った。客室乗務員や整備士、地上支援業務スタッフなど那覇地区に勤務する社員1600人を対象に、1日120人のペースで接種を進める。計画では、8月末までに2回目の接種を完了させる。

 接種を受けた同社旅客サービス部の比嘉侑紀さん(27)は「特に痛みはない。沖縄に来るお客さんに安心安全なサービスを届けたい」と話した。

 窪田啓一郎社長は「搭乗客への感染リスクを軽減できる。ワクチン接種が進むことで、予約率が上がっていくことを期待している」と話した。

 白石グループも名護市のカヌチャリゾートで21日から接種を始め、社員とその家族約240人が1回目の接種を終えた。今後、琉球銀行は25日から、行員やグループ社員らを含む約2500人を対象に職場接種を始める。