「とまりん」泊ふ頭開発、減収減益でも10期連続黒字 3月期決算


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 複合ビルのとまりんを管理・運営する泊ふ頭開発(那覇市、宮城健三社長)は21日、株主総会を開き、2021年3月期決算を承認した。売上高は前年比19.9%減の10億2535万円、経常利益は同63%減の5832万円、純利益は同86%減の1806万円となった。減収減益だが、10期連続の黒字となった。

 ビル賃貸事業は、新たに2社の入居があったが、2社の退去と1社の区画変更による賃料減があり、同1.1%減の6億2153万円となった。とまりんビルのテナント入居率は97.4%となっている。

 駐車場収入はホテル利用客の減少などから、同36%減の8550万円となった。コンビニエンスストア事業は同41.8%減の1億8564万円だった。観光客や離島を往来する県民の利用が減った。

 役員人事は、琉球銀行執行役員の金城均氏(58)が非常勤取締役に就き、豊田良二氏が退任した。