ハンドボール女子日本代表のウルリック・キルケリー監督が23日午後、都内で記者会見を開いた。東京五輪に臨む代表内定選手14人を発表し、サイドプレーヤーの池原綾香(30)=那覇西高―日体大出、デンマーク・オーデンセ=が選出され、女子ハンドボールで県勢初の五輪出場を決めた。その他、大会中にいつでも代表選手と交代できる「Ap選手」1人も発表した。
池原選手は「競争率の高いメンバー争いの中選考されたことをうれしく思うと同時に、ここまでオリンピックを目指してきた仲間の分まで、全てを出し切りたいという思いだ。まずは予選リーグで上位4位以内に入り、準々決勝に進出すること、その先に一ずつ勝利し、最終的にメダル獲得を目指したい」と談話を寄せた。
男子を含めると、ハンドボールで五輪に出場するのは1988年のソウル五輪に出場した荷川取義浩以来、2人目。東京五輪への出場を決めた県勢は計8人となり、女子選手では池原が1人目となった。
東京五輪のハンドボール女子は東京の国立代々木競技場で7月25日に予選ラウンドが開幕し、8月8日に決勝が行われる。