慰霊の日 県関係国会議員コメント


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史実と教訓かみしめ

 赤嶺政賢衆院議員(共産) 地獄のような戦場になった沖縄に、今なお広大な米軍基地が置かれ、辺野古の基地建設に遺骨混じりの土砂を使うことまで計画されている。沖縄戦の史実と教訓をかみしめ、憲法9条が生きる政治の実現を目指す。

悲劇は続いている

 照屋寛徳衆院議員(社民) 「ありったけの地獄を集めたような」と形容される沖縄戦の悲劇は続いている。一切の戦争政策に反対し、平和創造のために日米両政府の沖縄差別にあらがって闘うことを全戦没者のみ霊とご遺族に誓う日としたい。

今救われているか

 屋良朝博衆院議員(立憲民主) 76年前。6月7日からの大相撲夏場所は13日に千秋楽。その数日後、全国紙は「沖縄玉砕」を報じた。「捨て石」にされた島は今救われているだろうか。国は遺骨混じりの土砂を辺野古に投じようとしている。

「恒久平和」心に誓う

 西銘恒三郎衆院議員(自民) 慰霊の日、広島・長崎平和の日、そして8月15日の全国戦没者追悼式と、恒久平和を願い、戦没者の安らかならんことを心に誓う日と強く認識する。人間とは何か、自問を繰り返しながら平和を希求したい。

平和希求の心貫く

 国場幸之助衆院議員(自民) 沖縄戦を次世代に継承し、平和を希求する沖縄の心を貫く。第32軍司令部壕の保存・公開、遺骨収集など戦後処理は国家の責務だ。慰霊の日は、全てのみ霊への鎮魂と平和国家を政治活動の原点とする誓いの日だ。

「戦争はダメ」実践

 宮崎政久衆院議員(自民) 「戦争はダメだ」。この思いは誰かが持っているのではなく誰もが持っている。誰もが共有しているこの当たり前の思いを実践する努力を忘れてはいけない。緊急事態宣言の静けさで一層強く心に感じている。

先人の真心に感謝

 下地幹郎衆院議員(無所属) 平和を願う沖縄県民の強い思いは、困難で厳しい状況になど決して負けはしない。先人から受け継がれた平和への真心に感謝し、「平和の島・沖縄」を実現するための日々を、これからも丁寧に積み重ねていく。

惨禍繰り返させぬ

 伊波洋一参院議員(沖縄の風) 沖縄戦から76年。平和を希求する思いは脈々と県民の中で受け継がれてきた。沖縄戦の惨禍を二度と繰り返させないため、新基地建設に反対する県民の声を国会で伝え続け、平和で豊かな沖縄をつくっていく。

基地建設強行は差別

 高良鉄美参院議員(沖縄の風) 県民の苦悩に背を向け続け、遺骨が眠る土砂を基地建設に使う政府の蛮行を強く糾弾する。基地建設強行と土地規制の違憲立法は沖縄への差別そのもの。今年も「平和の礎」を前に戦没者の鎮魂と非戦を誓う。