保育職員へワクチン優先接種を 2団体が宜野湾市に要請


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 【宜野湾】沖縄県宜野湾市内15の認可外保育園でつくる市私立保育連絡協議会(國場福太郎会長)が14日に、また市内40の学童でつくる市学童クラブ連絡協議会(志良堂雅之会長)は16日、それぞれ市役所を訪れ、松川正則市長に施設職員の新型コロナウイルスワクチンの優先接種などを求めた。松川市長は、関係機関の協力を得ながら前向きに取り組む考えを示した。

 國場会長は、緊急事態宣言が出されても仕事を休めない保護者の子どもを預かっている状況があるとして「職員だけでなく保護者も精神的、身体的なストレスは相当なものとなっている」と訴えた。志良堂会長も子どもの居場所として開所する中で「(職員の)心理的・身体的ストレスはかなりのもの」と強調した。両団体とも、市が職員らのPCR検査を継続的に支援することも求めた。

松川正則宜野湾市長(左から4人目)に要請書を手渡す市私立保育連絡協議会の國場福太郎会長(同3人目)=14日、市役所
松川正則宜野湾市長(左から3人目)に要望書を手渡す市学童クラブ連絡協議会の志良堂雅之会長(同2人目)=16日、市役所