学校に愛らしい「常連客」 児童生徒、教職員の癒やしに 沖縄・伊平屋島


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 【伊平屋】伊平屋村で15日、野甫小中学校(鎌田登志男校長)にリュウキュウアオバズクが、伊平屋小学校(大城健校長)にリュウキュウコノハズクがやってきた。

リュウキュウアオバズク=15日、伊平屋村

 毎年、この時期に野甫小中へやってくるリュウキュウアオバズクは、全長27~30センチほどで背中は褐色で腹面は白っぽい地色に茶褐色の太い縦じまがあり、留鳥として奄美以南に分布。耳羽がなく、まん丸とした大きな目が愛らしく、毎年、児童生徒・教職員を癒やす常連の客となっている。

 伊平屋小を訪れたリュウキュウコノハズクは、全長20センチほどで全身が黒褐色の虫食い上の斑紋が入っており、頭部や胸部の羽毛は赤褐色みを帯びている。頭部には、小型の耳介上の羽角があり、絶滅危惧Ⅱ類とされている。

リュウキュウコノハズク=15日、伊平屋村

 初めて見るリュウキュウアオバズクの姿に、上原海舟さんは「あの鳥、ウインクしてるよ」と同じしぐさを見せ、対面を喜んだ。

(譜久村美波通信員)