かれんに野生のボウラン、まんまるソテツ雌花…渡嘉敷島は花盛り


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リュウキュウマツの樹幹に着生し花を咲かせるボウラン=23日、渡嘉敷島北山高地
キャベツのような丸まった大きなソテツの雌花

 【渡嘉敷】沖縄県渡嘉敷村で6~8月に開花する野生植物のボウラン(ラン科、ボウラン属)が約1センチの小さなかれんな花を数個咲かせた。また、ソテツの雌花も見頃を迎えた。

 ボウランはリュウキュウマツの樹幹や岩上に着生し、葉が棒状であるため棒蘭と和名がついた。ラン科の常緑多年草で茎は高さ20~40センチになる。

 ソテツは花に子房がない裸子植物で、雄花と雌花が別々の木にある雌雄異株の植物。雄株には1本の角のような花を咲かせ、雌株はキャベツのように丸まった大きな花を咲かせる。
 (米田英明通信員)