【伊江】「ハイサイ 島ヌワラビンチャ ヤーティ ユーキーユンドー ヤーウティヤ チャーチャン アンマン マタティウンドー(こんにちは、島の子どもたち、やがて日が落ちますよ。おうちではお父さんお母さんが待っているよ)」と、流ちょうなイージマグチ(伊江島方言)で、防災無線で児童・生徒に帰宅を呼び掛けるのは伊江小6年の前田旺楽(おうら)さん。毎日夕方に流れる「630運動」の放送で、母の美奈津(みなつ)さん(39)も中学3年の時に担当。親子2代にわたって村内放送で声を響かせた。
放送は村学力向上推進委員会の取り組みの一環。伊江小、西小の6年生が隔年で担当する。このほど、村役場で放送の録音が行われた。
旺楽さんは用意された文章を読み上げると「方言は難しかったけど、楽しく録音できた。島の皆さんに聞いてほしい」と喜んだ。
美奈津さんも「親子2代でできたことをうれしく思う。貴重な体験をさせていただき、ニフェーヤヤビタン」と笑顔で語った。
(金城幸人通信員)