県バス協会は11日の総会で、小川吾吉会長(75)=那覇バス社長=の再任を決めた。新たな副会長に松原栄松氏(66)=東運輸社長=が就任し、新入勝行副会長(66)=東陽バス社長=と慶田佳春専務理事(64)は再任となった。任期は2年。
2021年度の役員体制報告で28日に琉球新報社を訪れた小川会長は、「新型コロナウイルスの影響で、バスの利用者が減っている。車内の消毒や乗務員のマスク着用など、県民や利用者に信頼されるバスの運行を実施している」と述べ、公共インフラの安全・安心を維持する取り組みを説明した。
夏と春の修学旅行シーズンを前に、県外から貸し切りバスの予約キャンセルが出始めているという。小川会長は「県内の学校に対して、バスを利用した平和学習や博物館見学のツアーを実施したい」と述べ、県に財政支援などの協力を呼び掛けていく考えも示した。