【読谷】読谷村商工会(仲宗根朝治会長)は14日から、新型コロナウイルスのワクチン職域接種を始める。県商工会連合会などによると、商工会主体の職域接種は県内初となる。同商工会は6月30日、村地域振興センターで説明会を開いた。
厚生労働省は6月25日から職域接種の申請受け付けを休止している。同商工会の申請は既に受理されているが、ワクチン供給が間に合うか不透明な要素もある。対象者は読谷村内の中小事業所の約2千人。7月14~25日に1回目、8月11~22日に2回目の接種を予定している。会場は村の集団接種会場のロイヤルホテル沖縄残波岬を使用する。時間帯は集団接種と分け、午後6時以降となる。村商工会と村観光協会などで会場を運営する。
仲宗根会長は「できるだけ早く、ひとりでも多く接種が終えられるよう取り組む。夏休み前に、事業所の従業員が万全の態勢でお客さんを迎えられるようにしたい」と述べた。