旭橋都市再開発 3月期決算 売上高2.7倍の14億円 連絡橋工事完了で収益計上


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県立図書館や商業施設が入る旭橋「A街区」

 旭橋都市再開発は29日、株主総会と取締役会を那覇市の県市町村自治会館で開いた。2021年3月期決算は、連絡橋(デッキ)工事の完成に伴う収益計上などから、売上高は前期比約2.7倍の14億3200万円となった。経常損益は5300万円の赤字、純損益は5400万円の赤字だった。

 役員人事では、前沖縄振興開発金融公庫理事の喜納兼次郎氏が専務に就任した。任期途中で退任した取締役2人の後任に、県市町村自治会館管理組合事務局長の秋田繁一氏と、沖縄都市モノレール総務部長の仲本博政氏が就く。

 20年度の事業報告では、モノレール旭橋駅周辺地区(北工区)市街地再開発事業が20年8月に終了したことを報告した。

 県立図書館やバスターミナルが入る「A街区」と自治会館やホテルがある「C街区」を結ぶ「4号デッキ」と、A街区と国際通り方面を結ぶ「6号デッキ」は工事の一時中断や経費増などから工事が大幅に遅れていたが、昨年11月までに供用開始された。