沖縄県、学校99校にPCR検査を実施 陽性率は0.83% 県議会一般質問


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 沖縄県議会6月定例会は1日、最終日となる4日目の一般質問を行った。金城弘昌教育長は、県の「学校支援PCRチーム」が5月末から6月25日までに99校、3271人の検査を実施したと明らかにした。陽性者は27人(陽性率0.83%)だった。緊急事態宣言中の休校措置を解除した後の6月21~28日の間、県立学校は5校5学級、小中学校では3校3学級が学級閉鎖していたことも明らかにした。比嘉瑞己氏(共産)への答弁。

 米中対立を背景とした「台湾有事」を巡り、金城賢知事公室長は「エスカレートした場合、在沖米軍基地が存在する沖縄が攻撃目標になるのではないかという指摘がある」と述べ、懸念を示した。渡久地修氏(共産)への答弁。

 金城知事公室長は米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設について「移設で基地機能が強化され、負担増につながることはあってはならない。引き続き情報の収集に努めていく」と答えた。玉城デニー知事は「現有機能の確保を目的としていることを繰り返し確認している」と述べるにとどめた。崎山嗣幸氏(立憲おきなわ)への答弁。