「隠ぺいという感覚ない」 院内クラスターで中部病院会見【一問一答】


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
院内クラスターの発生で患者17人が亡くなったことの経緯を説明する医師ら=1日、うるま市の県立中部病院

 1日に開かれた県立中部病院での記者会見の主なやりとりは次の通り。

 Q:公表までの経緯は。

 玉城和光院長 会見については県で一括で管理している。公表すべき時期が来たという形で伝え、県の指示を待っていた。

 Q:県に公表の判断を促さなかったのか。

 玉城 公表したいと要望を挙げ、場を設けるようお願いしていた。

 Q:院長が最後に公表すべきと県に伝えたのは誰に。

 玉城 6月7、8日辺りに病院事業局長に。

 Q:その時の回答は。

 玉城 その場での回答はなかった。その後メールで連絡して、会見を当院で開く形で11日に予定を立てた。10日時点で県から会見は取りやめるようにとの話があった。

 Q:納得したか。

 玉城 私としては公表するべきだったと思う。

 Q:重要な情報を隠したという指摘がある。

 橋口幹夫副院長 患者や患者家族には院内感染だったと明確に伝えている。現場として隠ぺいという感覚はない。

 Q:病院としてクラスターなどの公表基準は。

 玉城 病院として基準は持っていない。