照屋副知事「存じ上げていた」 知事上京の説明食い違いを謝罪 県議会


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沖縄県議会

 照屋義実副知事は1日の県議会議会運営委員会(當間盛夫委員長)に出席し、5月の玉城デニー知事の上京を巡り、自身の県議会での発言が5月26日の議会運営委員会と6月29日の本会議で答弁が食い違ったことを釈明し、「誤解を生じさせた」と謝罪した。

 照屋副知事は5月26日の議会運営委で、同日の臨時会の採決前に上京した玉城知事の行動を問題視した自民会派から経緯説明を求められた際、上京について「存じ上げていない」と答えていた。だが6月29日の県議会一般質問で自民会派の西銘啓史郎氏の質問に「あらかた存じ上げていた」と答弁。同会派が「虚偽答弁ではないか」と反発していた。

 照屋副知事は1日の議会運営委で、5月26日の発言について「三役の意思疎通が十分でなく、上京理由を詳細には確認できていなかったため、あのような発言になった」と釈明。上京すること自体を知らなかったわけではないとして、答弁を訂正したとの認識を示した。「議会運営をはじめ不慣れなところもあった」として、謝罪した。

 當間委員長は「初めてだからというのは理由にはならない。県をリードする三役なのだから意思疎通をしっかりやってほしい」と注文を付けた。