土地利用規制法の廃止求め意見書 賛成多数で可決 名護市議会


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名護市役所

 【名護】名護市議会(大城秀樹議長)は6月30日の6月定例会最終本会議で、土地利用規制法の廃止を求める意見書・決議を賛成多数(賛成13人、反対11人、欠席1人)で可決した。沖縄県内では北谷町議会が同様の意見書を可決した。

 意見書は「憲法の精神に逆行し、思想・良心の自由、表現の自由などの人権を侵害し、個人の尊厳を脅かす危険性を有するものである」とし、同法の即時廃止を求めた。

 同法は米軍基地などの周囲約1キロや国境離島を「注視区域」に指定し、利用状況を調査できる。

 美謝川切り替え工事の中止を求める意見書・決議、うるま市津堅島に不時着した米軍ヘリに抗議する意見書・決議なども可決した。