薬正堂と沖縄商工会議所 連携してワクチン職場接種


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 【沖縄】新型コロナワクチンの職場接種について、「すこやか薬局」を運営する薬正堂(沖縄市、宮里敏行社長)は同社が窓口となり、沖縄商工会議所を連携企業として実施を申請した。6月18日付。中小零細企業の申請が難しい中、商議所と一緒に申請することで会員企業にも接種枠を供給したい考え。

 同30日の沖縄市議会一般質問で島田茂氏(会派躍進)の質問に平安栄こどものまち推進部長が明らかにした。

 薬正堂によると、申請したのは1300人分の接種。このうち同社の従業員関係分は600人程度を見込んでいる。

 沖縄商議所の会員事業所は2200あり、全会員に接種枠が行き渡るわけではない。同商議所の島田孝専務理事によると、接種に携わる医師や看護師を自前で確保するのが難しい中、既に産業医がいる薬正堂と連携して申請できるメリットがある。

 薬正堂によると、沖縄徳洲会ソフィアクリニック(沖縄市安慶田)と産業医契約を結んでおり、同クリニックの医師や看護師の協力を得る体制が整った。接種は7月18日以降を見込んでいる。