OIST学生ら食料150キロを支援 困窮世帯へ学内で募る


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県内の子どもたちのために学生や職員から寄せられた食料品=6月11日、八重瀬町(OIST提供)

 【恩納】沖縄科学技術大学院大学(OIST)の学生らによるクラブ活動「POWER Club(パワークラブ)」のメンバーは6月11、12の両日、県内の困窮家庭などを支援するために食料品の寄付を募るボランティア活動「FOOD DRIVE(フードドライブ)」をキャンパス内で実施した。学生や職員から米やパスタ、豆類など150キロ分の食料が集まった。

 同クラブは学生や職員、研究者ら約10人で構成。今回は困窮家庭を支援するボランティア団体「HELP OKI」(ヘルプオキ、八重瀬町)によるSNSへの投稿を通じて、緊急事態宣言に伴い公立学校が休校する中、子どもの食料が不足していることを知り、寄付を呼び掛けた。食料はヘルプオキを通じ、必要とする家庭などに届けられる。

 クラブの代表シヴァニ・サティッシュさんは「県内のコミュニティが助けを必要とする時に、少しでも手助けしたい」と話した。