フロリダ県人女性殺害 元米兵は不名誉除隊し帰国 不祥事や規律違反か


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 米フロリダ州マイアミ市で現地時間1日、本島中部の女性(24)が射殺され、元在沖米陸軍伍長の男(30)が現地警察に身柄を拘束された事件で、容疑者の男が米陸軍を不名誉除隊となり、米国に帰国していたことが6日、関係者への取材で分かった。不祥事や米軍内の規律に違反した可能性が高いという。被害女性が居住していた本島中部の警察署には、交際トラブルから発展した人身安全事案としての相談などは寄せられていなかった。

 在沖米陸軍は6日、元伍長の男に関する琉球新報の取材に対し「この個人に対する情報はない」と回答した。

 事件は現地時間1日、米フロリダ州マイアミ市の元伍長の自宅で発生。元伍長の男は銃を発砲し、本島中部在住の女性を殺害した疑い。現地の報道では元伍長の男は第2級殺人の容疑で逮捕されたとの情報もある。第2級殺人は米国の各州に定められた殺人罪の類型の一つで、故意に殺害したが計画的ではないとされる殺人罪。

 関係者によると、被害女性は容疑者の男が在沖米陸軍に所属していた頃から交際していた。

 今年5月半ばごろに、容疑者の居住する米フロリダ州マイアミ市を訪れていた。

 交際を巡る何らかのトラブルに巻き込まれて殺害された可能性が高いという。