男子バレーフランス代表が沖縄市入り 東京五輪の事前合宿で県内初


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事前合宿のために沖縄市入りしたフランスの五輪バレーボール選手団=6日午後4時30分ごろ、沖縄市体育館前

 東京五輪に出場するバレーボール男子フランス代表の選手団が6日、来県し、沖縄市で事前合宿に入った。今回の五輪・パラリンピックで海外選手団による県内での事前合宿は初めて。合宿は18日まで実施される。
 沖縄市に到着したのは選手11人、監督らスタッフ12人の計23人。市によると到着前後のPCR検査で全員陰性だった。全員がワクチンを接種済みだという。
 8日には桑江朝千夫市長らが出席し、規模を縮小した歓迎会がある。新型コロナ感染対策のため当初予定していた市民との交流事業は中止となった。一方、10日には市内の小中学生とのオンライン交流を開く。
 今後、那覇市(ドイツ、空手)や浦添市(デンマーク、ハンドボール)、八重瀬町(ルワンダ、シッティングバレーボール)、恩納村(アルゼンチン、7人制ラグビー)でも事前合宿がある。感染対策のため選手たちとの交流事業の取りやめ、歓迎式の規模縮小などが予定されている。
 県スポーツ振興課によると、合宿中の選手は外食禁止など行動が制限され、ホテルと練習場間の移動が主になる。入国後14日間、毎日PCR検査を行う。
 県内で12カ国の五輪・パラリンピック選手団が11市町村に事前合宿や事後交流などで滞在予定だったが、新型コロナウイルスの影響が長引き、7自治体で中止が決まっている。沖縄市で予定されていたニュージーランド空手選手団の合宿も中止になった。