挑戦!「日本代表メシ」 ラグビー金選手がリゾット伝授 料理教室で子どもにエール


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
デイゴラグビースクールの子どもたちに食事の重要性を説明する金正奎選手=6月19日

 【名護】名護市のデイゴラグビースクール(銘苅信吾代表)は6月19日、ラグビー元日本代表の金正奎(きんしょうけい)選手を招いてオンライン料理教室を開催した。金氏が手掛ける栄養価が高く簡単に作れる料理「きんめし」はSNSで話題となっている。コロナ禍で十分な練習ができない子どもに向け初めて開催する料理教室を通し、エールを送った。

 金選手はラグビートップリーグのNTTコミュニケーションズシャイニングアークスで、主将を務めている。早稲田大ラグビー蹴球部時代に銘苅コーチの指導を受けた。「コロナ禍で競技へのモチベーション維持が難しい中、トップ選手のこだわりを子どもたちに感じてほしい」と銘苅コーチから話があり、開催に至った。

 大学時代は日々の食事を管理し、プレーの質を上げるだけでなく、心のゆとりが生まれ、けがの治りも早くなったという。

金正奎選手のレシピを元に、リゾットを作るデイゴラグビースクールの古堅壱真さん=6月19日、名護市

 今回の料理教室では、サバ缶を使ったトマトリゾットを紹介した。栄養が多く含まれるサバ缶と、米、トマトやケチャップ、チーズを混ぜ合わせてリゾットに仕上げた。

 子どもたちからは「おいしい」「100杯いける」と好評だった。

 料理するのがほとんど初めてだという、古堅壱真さん(羽地中3年)は「自分で作る料理は普段の食事と違うおいしさがある。金選手の体づくりに対するこだわりなどを聞けて良かった」と満足そうに話した。金選手は「いつもご飯を作ってくれる家族に感謝し、これからも、いろいろなことに挑戦してほしい」と話した。 (喜屋武研伍)