那覇ー粟国路線21日に再開 第一航空 当面はチャーター方式


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粟国空港の滑走路から離陸する第一航空のプロペラ機DHC6=2018年1月15日

 沖縄県議会の新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会(中川京貴委員長)が7日開かれ、県は粟国―那覇間の航空路線について、運航事業者の第一航空が今月21日に運航再開を予定していると明らかにした。県によると、早期就航を優先するため当面は運航費への国庫補助対象外となるチャーター方式で運航し、定期便の移行後に国に補助の承認を求める考えだという。

 第一航空が運航を目指す石垣―多良間、波照間路線について、同社は粟国路線就航後に準備を本格化させる。県の担当者によると、人員確保や事務所などの施設整備について、意見交換を始めている。

 県文化観光スポーツ部は、県内のインバウンド需要回復を見据え、那覇空港と本島内観光地を結ぶバス路線で、「コンタクトレス決済システム」の導入に向けた実証実験を開始することを明らかにした。今後、受託事業者を公募する。