沖縄アリーナでバスケ男子が強化試合、ハンガリーに快勝 キングス加入の渡邉飛勇も奮闘


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日本―ハンガリー 第2クオーター、攻める渡邉飛勇=沖縄アリーナ

 バスケットボール男子の強化試合は7日、沖縄市の沖縄アリーナで行われ、東京五輪に出場する世界ランキング42位の日本は同38位のハンガリーに79―58で快勝した。今季から琉球ゴールデンキングスに加入した渡邉飛勇は10分14秒出場し、4リバウンド、1スチールを記録した。

 日本は序盤から最多25点をマークした渡辺雄(ラプターズ)を軸に攻め、第1クオーターで21―7とリードした。リバウンド争いでも優位に立ち、その後も着実に加点して逃げ切った。

 米プロNBAでプレーする渡辺雄は、沖縄アリーナについて「素晴らしいアリーナ。作り方、デザインでNBAを意識してる。こういうアリーナがもっと日本にできたらと思うし、プレーできていい経験になった」と感想を語った。日本は八村(ウィザーズ)と馬場(ユナイテッド)が合流していない。9日には同37位のベルギー、11日は同32位のフィンランドと対戦する。


 

 今季から琉球ゴールデンキングスでプロキャリアを始める22歳の渡邉飛勇が、未来のホームコートとなる沖縄アリーナでデビューを飾った。207センチのパワーフォワード。前日の記者会見で「(沖縄の人たちに)100パーセントの努力をコート上で表現するところを楽しみにしてほしい」と語っていた通り、ゴール下で体を張って守備リバウンド4本をもぎ取った。

 一方、攻撃では無得点。高校2年までバレーボールに親しみ、現在22歳で競技歴は浅く、まだプレーの種類は多くはない。ただゴール下でのボックスアウトや味方へのスクリーンを愚直にこなし、キングスファンに伸びしろを感じさせるには十分な内容だった。


日本
79―58(21―7,15―16,24―18,19―17)
ハンガリー