沖縄銀行(山城正保頭取)が100%出資する事業会社「みらいおきなわ」が9日、営業を始めた。地域総合商社として、那覇市久茂地の沖銀本店内に拠点に活動する。農産品や工芸品といった地域の資源を活用し、商品として販路を新たに開拓する役割などを担い、地域創生の切り札として期待がかかる。
沖銀は2020年11月に地域総合商社の設立計画を発表。金融庁などから100%出資の事業会社設立の認可を受け、ことし6月22日に設立し開業へ準備を進めていた。
事業者の販路開拓支援や地域づくりに関するコンサルティングなどに取り組む。資本金は1億円。沖銀法人事業部長の又吉司氏が社長(非常勤)に就く。
開業日の9日は設立発表会が開かれ、沖銀の山城正保頭取は「地域事業者のニーズに応じ、販売出口のみならず、売れるモノづくりや態勢支援までワンストップで実施する」とあいさつした。