来年5月に日本復帰50年式典を開催 県内各地でイベントも


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 県は9日、庁議を開き、2022年5月に日本復帰から50年を迎えるのを記念して式典を催すことを決めた。5月15日に予定し首相や衆参両院議長ら国の関係者や県内の各界代表、関係の深い他国の関係者を招待する方向で調整を進める。沖縄の発展の歩みや将来の可能性を発信するため、式典を中心として22年度に展開していく「復帰50周年記念事業」を検討していく。

 記念式典は10年ごとの節目に催している。12年に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催した「沖縄復帰40周年記念式典」を参考に準備を進める。12年は1776人を招待した。

 庁議は復帰50年事業として、全国持ち回りの国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の沖縄大会を統一した「美ら島おきなわ文化祭2022」を開催することも決定。22年10月22日~11月27日に県内各地で多彩な文化イベントを行う。

 記念事業は今後、各部で検討し随時追加していく。9日の庁議で玉城デニー知事は県民からのアイデアも反映させていく意向を示した。部局を越え協力して事業を行うことも確認した。