喜久里(東風平)が100m障害で県中学新記録 県中学総合体育大会


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 10日に行われた県中学総体陸上第1日で、喜久里彩吹(東風平)が女子100メートル障害を制した。喜久里が予選でマークした14秒31は県中学新記録だった。


走り幅も大会タイ記録

女子共通走り幅跳び決勝 5メートル37の大会記録で優勝した東風平の喜久里彩吹=10日、沖縄市陸上競技場(ジャン松元撮影)

 喜久里彩吹(東風平3年)が100メートル障害の記録をさらに伸ばした。予選で向かい風1・0メートルながら14秒31の県中学新記録。先週の通信陸上での記録を0・05秒縮めた。「これまでの中学記録を追い抜くことができてうれしい。次は13秒台を狙いたい」と充実感を漂わせた。

 走り幅跳びは「不調だった」としながらも1本目の5メートル37が大会タイ記録。ただ、雨が降る悪天候でもあり、自己ベストには届かなかった。

 記録を伸ばしている理由に「走り」の変革を挙げる。足の裏全てをきちんと地面に付けて蹴り上げる走法を心掛け「走りが速く、力強くなっている」と成長を実感している。

 「元々蹴る力はあるが、ちゃんと生かせていないとアドバイスを受けた。3年生で走りが良くなり、記録が伸びた」という。走り高跳びの徳本鈴奈(友睦物流)らトップレベルの選手からも直接指導を受け「いろいろ考えながら競技をするようになった。陸上は奥が深い」と刺激を受けている。「2種目で九州の切符が取れてよかった」と喜び、さらなる躍進を目指す。

 (大城三太)