那覇市議選の最終投票率46.40% 初の50%割れ


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那覇市議選で始まった開票作業=11日午後9時すぎ

 11日投開票された那覇市議会議員選挙は投票総数11万7925票で、投票率は46・40%となった。過去最低だった前回の51・20%を4・80ポイント下回り、過去最低記録を更新した。

 市選挙管理委員会は投票率アップに向け「こども」をキーワードにした選挙啓発に取り組んだが結果に結び付かなかった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下での選挙となったことも影響したとみられる。

 那覇市議選には定数40に対して63人が立候補し、11日の投票は午後8時まで行われた。開票は午後9時10分から那覇市民体育館で開始。12日午前0時半ごろに大勢が判明する見通し。

 候補者の内訳は現職32人、新人28人、前職2人、元職1人。与党系が19人、野党系が23人、中立系が21人となっている。秋までに実施される次期衆院選や来年の県知事選、那覇市長選の前哨戦として「オール沖縄」勢力の与党系と、自公などの野党系のどちらが議席を増やすかが注目される。

 那覇市議選の結果は琉球新報ホームページ(https://ryukyushimpo.jp/special/naha-c2021.html)で速報する。