飲食、観光、交通従事者もワクチン優先接種対象に 浦添市


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浦添市役所

 【浦添】沖縄県浦添市の松本哲治市長は12日、新型コロナウイルスワクチンについて、飲食、観光、交通関連に従事する市民を新たに優先接種の対象にすると発表した。13日午前9時から予約を受け付ける。年齢制限は設けず、パートやアルバイトも対象とする。市によると、対象者は約2千人を想定している。

 優先枠を拡大したことに伴い、15日にはカルチャーパーク内の立体駐車場で500人規模の集団接種を行う。会見で松本市長は「緊急事態宣言の延長により苦労されている人たちへの市としてエールの意味を込めて優先枠を拡大した」と説明した。

 浦添市は独自の判断で、ワクチン接種の対象となる12歳以上の市民全員に接種券を発送している。これまで、65歳以上の高齢者のほか、60~64歳、基礎疾患を持つ市民、保育士や介護士など社会基盤を支えるエッセンシャルワーカーを優先接種の対象にしてきたが、市民などからの要望を踏まえ、今回新たに優先枠を追加した。